離婚の際に考えなければならないこと

夫婦とはいえ、もともとは他人です…
一度離れてしまった気持ちを修復するのは大変困難なことです

離婚をしたいけれど、これからのことを考えるとお金の問題もあるし、なかなか決意できない人も多いことでしょう。

もし離婚が決まった際、特に熟年離婚の場合、退職金年金分割などを考えなければなりません

熟年離婚の場合はこれらが離婚後の生活の中で大変重要になってくるからです。

離婚をする際の年金はどのように分けられるのか

「年金分割制度」というものがあることはご存知でしょうか?

婚姻中は給料に応じた厚生年金天引きされているため、給料が多い方に年金保険料を納めた実績が偏ります。

離婚する際には、これが

公平になるよう夫婦で分け合うことが可能なのです。

この制度を年金分割といいます。

年金も夫婦の財産ですから、しっかりこの制度を活用することで、離婚の際に損をすることがないようにしたいですよね。

主に給料が少ない方、おそらく女性側(妻側)の人がこの制度を知っておくと得することになるでしょう

老後のことも考えて離婚の際は損のないよう、この離婚の際の年金分割について今から詳しく紹介していきたいと思います。

年金分割をするとどのような得があるの?

「年金分割」は夫婦二人の受給額を合計した金額を折半するもので、将来(65歳以降)年金をもらう際に、二人の年金は同額になります

ですから

  • もともと多く貰う予定だった方は損
  • 少なく貰う予定だった方が得

という仕組みがあるのです。

逆に分割をされてしまった側の所得が多い方は、受給額が減ってしまい損してしまいます。

長年連れ添ったような夫婦であれば特に、夫婦間の財産は互いに平等に分割するべきですよね。

夫婦間でも収入が少ない方の人が損をしないための制度年金分割制度だと考えればよいと思います

年金分割をするには手続きが必要

年金分割は、自動にはおこなわれず、手順を踏み、手続きをきちんと行わなければ受けられない制度です

さらに年金分割

すべての人が対象になるわけではありません

そこで、年金分割制度の手続きの手順や対象にならない場合はどのような時かなど、皆さんが知っておいたほうが良い情報を次に紹介していきます。

年金分割の手順

その1・年金分割の対象となるのは
厚生年金のみ

年金の種類は国民年金と厚生年金とその他の保険会社の年金などがありますが、年金分割の対象となるのは厚生年金のみです。

※国民年金や保険会社の年金などは、対象となりません

もし配偶者の職業が自営であれば、その人との年金分割は出来ないということです

その2・年金分割の申請に行こう
年金分割の手続きは、厚生年金を取り扱う機関であればどこでも可能です
  • 年金事務所
  • 年金相談センター

など、最寄りの厚生年金を取り扱う機関を検索し、そこで行います。

手続きをおこなうにはタイムリミットが設けられており

離婚後2年以内におこなわなければなりません。

さらに、元夫ないし妻が死亡した場合は

死亡から1か月間となってしまいます。

申請は、離婚後早めに、出来れば1か月以内におこなうのが良いでしょう
その3・必要な書類は4種類
年金情報を調べる際に必要な書類があります

以下に示しましたのでご確認ください。

  • 国民年金手帳
  • 請求者本人の年金手帳または基礎年金番号通知
  • 住民票または戸籍謄本または戸籍抄本
  • 住民票の写し
その4・分割の割合を話し合う
離婚相手と年金の金額を話し合いで決定します

合意が得られれば分割請求の手続きに入ることが出来ます。

もし合意が得られなければ、調停審判になるでしょう

それでも決まらない場合には…

最終手段として裁判があります

その5・いよいよ分割手続きへ
話し合いで合意となれば夫婦で年金事務所に行き、年金分割の請求をおこないます
調停や審判、裁判などにて決まった場合には、夫婦のいずれかが年金事務所にて分割手続きを行います

そして、年金分割の請求後は、割合の改定がおこなわれ

改定をした後の保険料納付記録が双方に通知で届き、受給中の場合には、翌月の年金額から変更になります。

離婚したいけれどお金が心配でなかなか踏み出せない

離婚をお勧めするというわけではありませんが
「離婚を決意する」ということは、よっぽどの理由がそれぞれにあることと思います

もし、長年連れ添った熟年離婚であれば、特に妻側はこれからの

お金のことが心配になることでしょう。

自身で行動に移す勇気がなかなか出ないと言うことであれば、先ずは

「離婚の相談を受け付けている機関」に電話などにて相談してみるのも良いですね

最後に

熟年離婚は最近では珍しくなくなってきましたよね

この記事を読んでいる人には、自身のことだけでなく、両親が離婚を考えているという場合もあるのではないでしょうか。

離婚は、結婚年数が長くなるほどしづらくなるものです…

その一番の理由がやはりお金の心配ではないでしょうか。

もし最近熟年離婚したばかりの人はまだ間に合います。

今後の生活をより良いものにしていくために年金分割を受けることを考えてみるのはいかがでしょう。